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斎藤佑樹投手、32歳。北海道日本ハムファイターズ所属、背番号は「1」。
甲子園優勝、東京六大学リーグでは史上6人目の30勝300奪三振という輝かしい実績を残し、4球団競合の末ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団、11年目。
しかしここまでの斎藤投手の成績は芳しいものではなく(通算15勝26敗、防御率4.34)、特にこの3年間は未勝利且つ昨年は一軍にあがることすらありませんでした。
それにより球団には「どうしてクビにしないのか」「給料泥棒」等の猛バッシングが届きます。
それでも斎藤投手に落ち込む様子はなく常に前向きな姿勢と発言を繰り返しており、そしてそれがまた批判を生み出すような現状です。
雑誌のインタビューで「ハンカチブームからの強烈な手のひら返しをどう感じているのか」と聞かれていました。
「ネットニュースはもう何年も見てないですね。無視しているのではなく、そこにエネルギーを割く余裕がないんです。ケガを治し、コンディションを整えて、もう一度、一軍のマウンドに上がる。そこに自分の力を100%注いでいます」と。
ネガティブなことにエネルギーを割かない、自分のすべきことにのみ集中する。あれだけの栄光から現状のどん底ともいえる状況でも決して腐らないその姿勢は素晴らしいと思いました。
「もし今回、僕の挑戦が失敗して復帰が叶わなでしたかったとしても、僕が経験したことは次の世代に活かせると思っています。どれだけツラいことがあっても、どれだけ叩かれても、野球は嫌いになれないですね。ずっと野球とともに成長してきたし、これからも関わっていくつもりです。僕にとって野球は人生の相棒であり、先生だから」。
斎藤投手、頑張ってほしいです。
※コラムアップ時点ではまだ現役
(林)